週刊OSM 461

2019/05/14-2019/05/20 道路から一番遠い場所はどこ? 1 | © Hans Hack map data © OpenStreetMap マッピング 警察関連施設へのタグ付け police=* の提案が30票の賛成を得て承認されました。 コミュニティ マッピングイベント等の告知が掲載されている OpenStreetMap Japan のウェブサイトではイベントの掲載依頼フォームが設置されました。主に日本国内で開催されるイベント情報の掲載を依頼できます。 ここ最近OSMのユーザー日記はスパム投稿が相次いでおり、新規アカウントのモデレーションなどの対策を求める声が上がっています。フォーラムのスパム対応に携わってきたalexkemp氏はスパム攻撃は始まったばかりなのではないかと言っています。 OpenStreetMap Foundation Japanが国内マッパーとのミートアップを行いました。ミーティングではOSMの啓蒙やマッピング活動の活性化などについて話し合われました。 Ilya Zverev氏はブログ「SHTOSM」の中で21世紀になってもまだ紙の地図が必要とされている理由を書いています。 イベント 11/22~24にグラン・バッサム(コートジボワール)で開催されるSotMアフリカではワークショップ開催枠が残っているため、ワークショップの提案を受付中です。 State of the Map USでは50%超が女性による発表になることを目標にしていますが、現在女性からの発表申し込みは1名だけです。SotM USではこの状況を変えようと動いています。 教育 ハイデルベルク大学GIS研究グループは、医療関係タグを事例にしてOSMデータの経時的変化を分析しました。分析の結果、タグ数が一定値に納まるパターン例、amenity=hospitalからamenity=clinicへの修正といったタグの多様化、人道支援マッピング時における異常なまでのマッピング数の増加、などに関して興味深い事例を見ることができました。 地図 Hans Hack氏がベルリンで道路から最も遠い場所を表示する地図を作成しました。 スイス・ジオポータルページに採用されたOSMベクトルタイルが、Mapboxレンダリングに変更されました。ルクセンブルクのジオポータルページgeoportail.luでも同じマップを採用するとのことです。またアルゼンチンでもOSM地図を使っているとのことです。 Greenpeaceがロシアの都市の空気質指数マップを作りました。背景地図にはOpenStreetMapが使われています。 オープンデータ トリヤッチ市(ロシア)のGISポータルページ”EMGIS”が1年前にオープン化され、CC BY 4.0ライセンスで利用可能です。なおOSMコミュニティは別途利用許諾を得ており、OSMで利用が可能です。 ソフトウェア OSGeoLive 13.0がアルファ版になり、開発者達がボランティアのテスターを探しています。OSGeoLiveはオープンソースの地理空間情報系プログラムを使う事ができるLinuxライブディストリビューションです。 Peermapsは従来の集中型のタイル地図サービスではなくピア・ツー・ピア技術を使った分散型でオフラインにも対応した地図サービスを目指しています。彼らはOSMのデータを使って順次更新されるプロトタイプの開発資金を確保しています。 ロシアのマッパーAlexander… (Search hits: 1 in body, 0 in title, 0 in categories, 0 in tags, 0 in other taxonomies, 0 in comments. Score: 2.12)