2017/09/19-2017/09/25
マッピング
- Pierre Béland氏が、マッパータイプと編集数の関係について分析しています。
- 南アフリカでBing画像の位置が動いた理由をCiarán Staunton氏が知りたがっています。マイクロソフト社員の説明によると画像が更新されたもののオフセットの調整が不十分だということです。
- williaug GC氏がタグ付けメーリングリストで
shop=door
とタグ付けされているものをcraft=window_construction
に置換えていいかどうか質問をして議論を呼びかけています。 - Mark Bradley氏がタグ付けメーリングリストで「農業センター」をタグ付けする方法を質問しています。質問された施設には考慮すべき点が複数あるため議論が続いています。
- Ilya Zverev氏が地下鉄マッピングについての提案を投稿し、タグ付けが統一されることを望んでいます。提案に対する意見を募集中です。
- SwiftFast氏が、企業のスローガン(マクドナルドの”I’m lovin’ it.”など)を
slogan=*
に、ロゴ画像へのWikimedia Commonsリンクをlogo=*
に入れる案を上げました。メーリングリストでの議論はそれぞれslogan、logoで。 - Simon Poole氏が、
shop=appliance
(白物家電)とshop=electronics
(電化製品)の使い分けについて相談しています。 - Selfish Seahorse氏が、プールのマッピング方法(競技用/遊戯用、インドアプールなど)について相談しています。
- westnordost氏(スマホアプリStreetCompleteの開発者)が、自動車は一方通行制限されているが、自転車は双方向に通行が可能な道のタグ付けについて相談(ドイツ語)しています。
- ごうだまりぽ氏が新しいJOSMプラグイン「EasyPresets」を公開しました。このプラグインを使うと自分好みのプリセットを簡単に作ることができます。
- 車椅子でアクセス可能な場所の情報をGoogleが利用者から集めるようになっていますが、情報を広く利用する観点からはOSMのようなオープンなデータにしたほうがよいとLeigh Dodds氏が主張しています。
- 品質チェックツールOsmoseが、
maxspeed=*
とsource: maxspeed=*
の整合性をチェックするようになりました。例えばドイツの市街地速度制限は50km/hであるため、maxspeed=30
とsource:maxspeed=DE:urban
が付けられているとエラーになります。 - erkinalp氏はあらゆる種類の教育機関を
education=*
タグに統一することを提案しています。この提案ではいくつかの新しいタグを含んでいますが、既に使われているタグの変更も多くあります。 - erkinalp氏が磁気浮上式鉄道についてのタグを提案しようとしています。提案の中で使われている軌道に対するタグ付けは従来の線路と互換性がありません。
コミュニティ
- Adrien Pavie氏がWhatosmというツールを作成しました。作業の難易度や取りかかれる時間、野外で行うか自宅で行うかを選択するとその状況でOSMの編集に使えるアプリやツールが表示されます。このツールはソースが公開されており、翻訳作業に参加することもできます。
- 今年のGoogle Summer of Codeで実施されたOSM関連プロジェクトについて、OSM blogでまとめられています。
インポート
- GeoKitten氏がアレゲニー郡(ペンシルベニア州)の建物データのインポートを計画中です。
- Vincent Frison氏がニース(フランス)の建物の高さをインポートしました。インポートプロジェクトの詳細はWikiページで確認できます。
- Vivek Bansal氏がカリフォルニア州の舗装された歩道のインポートプロジェクトについて意見を求めています。
- 40,000個のデータで
wikidata
タグとwikipedia
タグが不整合状態となっています。これを修正するため、Yuri Astrakhan氏がスクリプトでの修正を検討しました。メーリングリストでは、OsmoseやMapRouletteを使って皆で修正したほうが良いとの意見が上がりました。
また、wikidata
タグがないオブジェクトに自動でタグをつける方法についてYuri氏が提案し、とりあえず一括編集をおこなったところ、編集ミスが多数生じてしまい抗議の声が上がりました。
OpenStreetMap Foundation
- データワーキンググループが有償や組織的なマッピングに対するポリシー策定についてのアンケートに参加するよう呼びかけています。メーリングリストでは議論も行われています。Christoph Hormann氏はブログでポリシーの必要性について説明しています。
- Michael Spreng氏がメンバーシップワーキンググループが提案する会費免除プログラムについてOSMFメンバーからのフィードバックを求めています。
- Dorothea氏(OSMFメンバー)が、OSMの未来を創るためにOSMFへの参加を呼びかけています。OSMFに参加することにより、サーバ維持管理、ライセンス管理、SotM運営、地方支部組織化といったOSMF運営内容に対して直接意見を上げることができるようになります。ぜひご参加ください!
イベント
- [1] SotMアジア2017がカトマンズ(ネパール)で先週に開催されました。OSMの状況について15カ国から発表があり、編集ツール、OSMデータについての解析、ネパール地震対応と教訓などについての素晴らしい発表もありました。ツイートは#SotMAsiaで、ネパールにおけるトップトレンドハッシュタグの一つとなっています。会場写真はここやここ、発表動画のいくつかはここで見ることができます。
- State of the Map アジア 2018の開催国が発表されました! SotM アジア 2018はインドのバンガロールで開催されます。
- State of the Map アジアの開催に先立って、ネパール西部開発区域の道と建物をすべてマッピングすることを目的としたマッパソンがSotMアジアの会場で行われました。
- ボストンで開催されたFOSS4G 2017のレポートがFOSSGISブログで公開されました。
- OSMカメルーンによって開催されるSotMカメルーンあるいはカメルーン地理情報学の日の開催がJacques Landry Atangana氏によりFacebookを通じて案内されました。
- SotM 2017 会津若松で行われた各セッションのページに動画が設置されました。スライドへのリンクもあります。
OSM人道支援
- フロリダ州とテキサス州の災害復興に役立てるため、Microsoftから約490万枚の画像がMapillaryに提供されました。
- Mhairi O’ Hara氏がHOTエクスポートツールのバージョン3.0のリリースを発表しました。
- OSM人道支援チーム(HOT)はハリケーン「マリア」で被害を受けたプエルトリコの建物マッピングのタスクをスタートしました。グアハタカ・ダムが決壊の危機にあり、下流の地域の人々は避難を強いられています。現時点で、マッピングされたエリアは確認作業が行われていません。メキシコの地震に関連した別のタスクも開始されています。熟練マッパーの参加が望まれています。
地図
- Stephan Bösch Plepelits氏がOpenStreetBrowserが詳細ビューを使ってウィキメディアコモンズの画像やウィキペディアの記事の一部を表示できるようになったことをブログで報告しています。この機能はメニュー項目「Special」の中にある「Wikipedia」から使う事ができます。
ライセンス
- SwiftFast氏がシンプルなスクリプトをOSM Wikiで公開する場合のライセンスについての法務メーリングリストで尋ねています。
ソフトウェア
- Saikat Maiti氏が自然災害についての情報を報告するDisaster Reporting Systemのアンドロイドアプリに注目しています。
- Osmose-QAではMapillaryの交通標識認識データを参照してOSMデータで不足している交通標識を表示する実験を行っているとFrederic Rodigo氏がTalkメーリングリストにて発表しています。
リリース
- Mapbox Plugins for iOSに交通レイヤーが新しく追加されました。
- Mapbox Navigation SDK for iOS v0.8.0では、案内のタイミング、音声指示、ユーザインターフェイス(
name:pronunciation
対応 )などの機能が追加されました。
ご存知でしたか?
- Rob Nickerson氏が地方支部間で協力する方法について議論を始めました。
- MicroMappersはカタールコンピューティング研究所(QCRI)が行った畳み込みニューラルネットワーク(CNN)とUAV画像を使った建物の損傷の評価について報告しています。
- wambacherによるOSM Software WatchlistとBoundaries-Map。
その他の “ジオ” な事柄
- ビーコンを使った視覚障害者向け屋内ナビゲーションに関する記事が掲載されました。OSMの利用についても言及されています。
まもなく開催
‘
Note: ここであなたのイベントを見たい場合は、カレンダーにそれを 入れてください。そこにあるデータのみが、週刊 OSM に表示されます。 カレンダー 内で都市や国に言及するのを忘れないでください。
This weeklyOSM was produced by Nakaner, Peda, PierZen, Say-no, Spec80, derFred