週刊OSM 418

  2018/07/17-2018/07/23 オートコンプリート入力に対応したジオコーダ”Photon” 1 | © Komoot © map data OpenStreetMap contributors マッピング Ilya Zverev氏はより単純化された公共交通機関向けタグ付けルールを提案しています。彼はタグ付けメーリングリストでも現在のルールに不満を漏らしており、ミラノのSotMでも「公共交通機関とは何か」というセッションで彼のアプローチを紹介する予定です。 ポルトガルの研究者はOSMのデータがフリーな標高モデルの改善にどのように役立つかMDPIで論文を公開しています。この研究者はスペースシャトルのレーダーで取得した標高モデルをOSMの水路データを使って補正したデータと英国陸地測量部の公開DEMを比較したところ、補正済の標高モデルには系統誤差(定誤差)と水平精度に改善が見られると結論付けています。 SotMアメリカがデトロイトで開催予定です。Mikel Maron氏はSotM開催に合わせてシェアサイクルステーションのマッピングを進めています。衛星写真やストリートビュー写真を使ったデータのチェック・修正について解説記事をユーザ日記に書いています。 マイクロソフトの視覚障害者向けアプリケーションSoundscapeに送られたフィードバックにより、ロサンゼルス近郊のモントクレアプラザ(Wikipedia, OSM.org)周辺のマッピングが手薄だということがわかりました。マイクロソフトのSteven氏はUSフォーラムでこのエリアのマッピングを呼びかけています。 building=*の値は細かく分かれていて、誤った値をつけやすくなっています。タグ付けメーリングリストではbuilding=houseとbuilding=detachedの違いについて質問がありました。議論の中でこれらは地域によって異なった使い方をしていることがわかりました。 コミュニティ フランスでIT、マッピング、通信分野を支援するために設立されたNGO団体CartONGは7月のニュースレターで2017年の活動報告と現在のプロジェクトについての最新情報を公開しています。 引き続き都市にある道路の方角が視覚化されています。Kamada氏はPythonではなくPostGISとExcelを使った視覚化の方法を公開し、Baran Kahyaoglu氏は方角によって道路の着色を変える手法をTwitterに投稿しています。 OpenStreetMap Foundation OSMFはマッパーになりたての人に向けた「Welcome Mat」というトピック集の公開をアナウンスしました。このプロジェクトは現在ドラフト版で、GitHubにあるOSMFの公開リポジトリで見ることが出来ます。 イベント WeeklyOSMスペイン語チームのLaura Barroso氏は以前のSotMと同じようにミラノのSotM用アプリを提供しています。.apkファイルはここからダウンロードできます。3日間のタイムテーブルの他、TwitterのSotMアカウントへのリンクや開場までの経路検索ができる機能もあります。 State of the Map US 2018のウェブサイトで様々な情報が更新されました。SotM US 2018は10/5~7にかけてミシガン州のデトロイトで開催されます。 今年の11月にメルボルンで開催される地理情報向けフリー&オープンソースソフトウェア(FOSS4G)のカンファレンスState of the Mapの基調講演者が発表されました。 State of the Map Asiaは11/17~18にバンガロールのインド経営大学院で開催されます。 OSM人道支援… (Search hits: 1 in body, 0 in title, 0 in categories, 0 in tags, 0 in other taxonomies, 0 in comments. Score: 2.12)